フコイダンの抗癌活性について

フコイダンの抗癌活性について

第14回日本補完代替医療学会にて、函館産ガゴメ昆布由来フコイダンの抗腫瘍活性と免疫賦活作用について発表されました。今回の試験では一般的なフコイダンとは異なり、硫酸基の含有量が多く分子量が大きいものほど強い活性が得られました。ガゴメ昆布の安全性については既に確認されているため、さらに臨床研究を重ねることで補完代替医療の1つになり得るだろうとのことです。

フコイダンとは

 ワカメや昆布、モズクなどの褐藻類に含まれるヌメり成分の総称。副作用の極めて少ない物質として多くの研究機関に注目されている。効果のメカニズムは、経口摂取した際ナチュラルキラー(NK)細胞やマクロファージなどを活性化させることによる免疫の増強と考えられている。

成分はフコース・ガラクトース・マンノースやウロン酸が硫酸化された化合物の重合体であり、分子量は20万以上が一般的である。

会議内容

会 期:平成23年11月5日(土)、6日(日)
会 場:石川県文教会館 (〒920-0918 石川県金沢市尾山町10番5号 TEL.076-262-7311)
会 長:鈴木 信孝 (金沢大学臨床研究開発補完代替医療学講座・特任教授)
テーマ:『アンチエイジングとEBM』